どのようなものですか?
みなし譲渡所得というのは、課税の公平を図るため課税対象に取り込む方策のことです。
具体的には、無償譲渡等により不当に租税を回避しようとする場合に、公平を期するために相当な対価で資産の譲渡があったものとして課税することをいいます。
時価による譲渡とみなされる場合は?
時価による譲渡とみなされるのは、次のような場合です。
■法人に対する譲渡、遺贈および時価の2分の1未満で行われた譲渡
■限定承認に係る相続および個人に対する包括遺贈
これらは、被相続人と贈与者のキャピタルゲインに対して課税するものです。
ちなみに、土地の長期賃貸による権利金等が、その土地の価格の2分の1を超える場合や、資産が消滅すること等により補償金等を受け取った場合も、譲渡所得として課税されます。 |